2023年上半期の中国のGDPは前年同期比5.5%増となり、着実な景気回復を記録した。第2四半期の経済成長率は6.3%で、第1四半期の4.5%から上昇した。前期比では、中国のGDPは第1四半期の2.2%から第2四半期は0.8%に急減し、国内景気回復の鈍化を示した。
コロナ関連規制の撤廃以降、中国経済は全体的に回復しており、需要も徐々に改善している。しかし、回復はまだ初期段階にあり、分野によっても異なる。家計と企業の信頼感を向上させることが、経済成長を加速させる鍵であることに変わりはない。政府は民間部門の信用を高めるためのガイドラインを発表し、成長を復活させるための新たな不動産緩和策を打ち出している。KPMGは2023年の中国のGDP成長率予測を5.5%に引き下げ、2024年には5.2%になると予想している。